葬儀は各世界の文化で違ってくるものであり、日本国内でも地方では独特な葬儀が現在でも残っています。日本だと沖縄で行われている洗骨というものがありますが、こちらは琉球王朝時代には多く行われており、現在では離島でひっそりと残っている風習となっています。

洗骨は名前の通り遺骨を洗う行為をして弔う儀式であり、一旦土葬をして期間がたった後に行われます。土葬をしたままだとまだ死霊となっていると見なされ、子孫に悪影響を及ぼすために改めて遺骨を洗浄することで祖霊に昇華させるのが洗骨なのです。このような二度の葬儀を行うという行為はこの沖縄だけではなく、世界各地で見られるものであり文化的な違いはあれど祖霊に昇華させるという概念は共通しているそうです。現在の日本では衛生上の観念から火葬などがメジャーとなり、このような洗骨はほとんど用いられません。最近ではドキュメンタリーや映画などでこの洗骨が特集されることもあり、死者の葬儀や文化を考えるきっかけにもなっています。