お墓参りに関して思うこと

お墓参りは故人の命日やお盆などに行うのが一般的ですが、中には毎月のようにやってくる方もあります。たとえば、子どもを早くに亡くしてしまった場合、親はその寂しさから1年に1回だけでなく、毎月のようにお墓参りにやってきて、お墓の前で子どもに語りかけている、そんな場面を見かけることも少なくありません。逆に誰もお墓参りに来てくれなかったり、無縁仏のようになってしまったお墓もあります。これはとても寂しいものです。お墓の中で眠っている方との関係によって、お墓参りの頻度も変わってくるのでしょう。ところで、最近はお墓参りに行った際に、お供えのお花を持って帰らなければならないところが増えているようです。お花をお供えしても、すぐに枯れてしまって、その後そのまま放置されることになるからでしょう。だから持ち帰らなければならないというのは理解できます。でも、せっかくお供えしたお花を持って帰るというのは、違和感がある人も多いのではないでしょうか。ただ管理人が掃除してくれるお墓であれば問題はないようです。

我が家のお墓について考えたきっかけは?

ニュース番組の中で取り上げられていた「お墓のお墓」
お墓の核家族化が進んだ結果、お墓を守る人がいなくなってしまったというニュースでした。
その話題をうけて我が家でも「お墓」について考えることになったのです。
我が家には父親が眠る墓石が公営墓地にあります。お墓を建てたのは長男です。
誰より先に長男が亡くなった場合はすぐにそのお墓に入れないという事を知り驚いたものです。
何らかの手続きを踏まなければお墓には入れないそうです。

先祖代々のお墓に入らないと決めていたのは父親でした。私の家は家族4人。
長男は少し離れた所に住んでいます。私は長女であり独身なので実家暮らし。私たち姉弟が死んでしまった時のお墓の事を話し合いました。子供もいないので、跡継ぎは自然と途絶えます。墓じまいした後は共同墓地でいいのでは?と言うと母親も賛成してくれました。
樹木葬、散骨などはあまりにも拠り所がなさすぎるという意見でした。
うちのお墓がある共同墓地は綺麗な佇まいでありながら祈りの場所の雰囲気もしっかりあって好感がもてます。誰かが想いを寄せて手を合わせる場所はある方が良いですよね。

かなり大変なところに買ってしまった

自分はあまりお盆とかお彼岸には父の墓参りにはいきません。10月に行くことにしてます。夏は暑いし、春先でもいいんですが花粉症があるため調子が悪い。やはり10月中旬あたりに行くのが毎年のパターンです。実は、交通機関が全く通ってないところに購入してしまったため、近くまではバスはあるんですが、そこから徒歩で3キロほど歩かなければなりません。

11月にも昔は行っていたのですが、この時期になると木枯らしが吹き始めて、線香が付きにくくなるという失敗から10月にしたわけですが、歩くとかなり汗がにじむようになります。車を売却してしまった上に、再度持ちたくても都心に近いため駐車場が高い。そういう訳で毎年、レンタカーを借りていましたが、借りると色々事故を起こしたときの事を考えてやはり、バス停から距離がありますが歩くようになりました。管理があまり行き届いて内容で、いつも墓の周りが汚いです。えらいところでお墓を作ってしまったと思っています。

今後,家族葬が流行る理由

世間では高齢化が叫ばれていますが、現在、日本は既に超高齢化社会に入っています。社会の中で高齢者の占める割合がどんどん増えているわけですから、葬儀に関してもかなり高齢になってから亡くなるケースが多いと言えます。一般に現役世代の方が亡くなった場合、職場や友人関係など多くの人が参列する傾向があります。しかし、現役を退いてから長い時間が経っている方の場合、人間関係も狭くなっているのが普通です。

そのため、高齢になるほど、家族葬で済ますというケースが多くなります。今後の高齢化の状況を考えた場合、こうした家族葬で済ますという傾向は増えることはあっても減ることはないでしょう。ですから、葬儀の主流が家族葬にとってかわられることもあるかもしれません。費用などの面を考えると、そうした傾向はさらに促進されるかもしれません。これは一概に悪いことではなく、本人や家族が最も望ましいと思う方法で葬儀を行うことが理想的だと思います。